MG ガンダムF91製作

　MG ガンダムF91。
　色々な新しい試みを盛り込んだ、MG初の小型MSという事で、新発売間も無く期待たっぷりで購入し組立て始めたのだが、今までかかってしまった。
　えーと、最初に言っちゃう。このキット、俺的にはしょうもない駄作だと感じた。


　まず、すげー組立てにくい！
　MG初のポリキャップレスで、従来からヒジやヒザの関節には使われているABS樹脂で全可動部が構築されている。
　それはいいが、パーツを挟込みのみで関節強度を保持しようとしてか、固くてしょうがない所が何ヶ所かあった。特に、ヒザの関節に嵌め込む所なんか、固くて固くて、指が痛くなったり爪が割れそうになったよ。大袈裟じゃなく、これマジだよ！
　俺は、組立て説明書の通りではなく、いつも足から順番に上へと作っていくので、つまり、序盤でこのヒザの組立てで苦痛を味わってしまい、テンションが急降下。2週間くらい放置した。
　安い商品ではないので、なんとか我慢して本体だけは嫌々組み上げた。
　設定どおりのカラーにするには部分塗装必須の箇所がたくさんあるので、これも嫌々テキトーに塗った。設定では白や黄色の部分が黒になっているので違和感たっぷりで、しかもスラスターとかで、かなり目立つのだ。
　現在のバンダイの技術なら、小型MSで細かいから困難なんてこともなかろうに。
　設定では白い部分が黒いABSパーツで露出してるって、どういう事よ？　まるで、部分塗装＆済入れだけの簡単仕上げで楽しんでいる俺みたいなライトなガンプラーを切り捨てるような行為だなぁ。

　パーツ割で一番むかついたのは、このアンクルアーマー横のパーツ。設定色では、写真左のように外側が白、内側が黒、その間、枠内部が黄色なわけよ。それが、右みたいに中が黄色のパーツ。まぁ、下地が白と黄色なんで、部分塗装作業自体は困難ではないけど、なんでわざわざこんなパーツ割にしたんだか、全く理解できね！

　頭部バルカン周りも、キットでは黒一色なので、黄色に塗るの苦労したぞ。

　好みの問題ではあるけど、プロポーションはアニメ作品中とは全然違って、角張った細身で、違和感あり。

　気に入らない部分は改造すればいいのかもしれない。でも、内部フレームの事になると、俺のスキルでは改造なんかできない。
　前述のヒザ関節に感しては、設計ミスなんじゃないかと思うくらい嵌込みが固い。

　そもそも、プロポーションが好みではないだけなら、文句言わないよ。下手の横好きながら、ガンプラ歴25年。その時々の流行もあるだろうし、そんな野暮はいわないって。
　だいたい、完成状態は、箱見ればある程度判るんだから、それが嫌なら買わない。
　俺が、ガンプラに対して「駄作」と断言するキットは滅多にない。
　でも、このMG ガンダムF91は、それだけの問題じゃないんだよな。俺としては許せない。

　おいこらバンダイ。俺に金返せとまでは言わない。今後のユーザのためにも、早急にこのキットの改修版を出せ！