鶴屋南北の墓

 先日のオフ会で、東京スカイツリー周辺を散策して見た物。

鶴屋南北の墓
「東海道四谷怪談」の作者としておなじみの、四世・鶴屋南北の墓。
 長養山春慶寺というお寺さんだが、ビルになっている。
鶴屋南北の墓

納骨

 昨日の15日。新しく建てた墓に、親父の遺骨を納めた。亡くなってから5年。ずいぶん待たせたな。
 何も残してくれなかった親父。いや、別に何かを期待なんかしてなかったので、それは構わない。そのかわり、俺も何もしてやらない、と……最初はマジにそう思った。
 しかし、お袋が「墓を建ててくれ。もちろんお前の名義で、お前の家の墓で。だけど、そこにお父さんも入れてやってくれないか」と言って来た。
 親父にあれだけ苦労させられたお袋が、そう言ってくるのなら、しょうがない。
 親父が意識不明になる間際、全身にガンが回って、ろれつもまわらない口でヨダレをたらしながら「今まで、苦労かけたな。すまなかった」と言ったそうだ。それまでは一度も謝ったことが無かった親父が。だから、それでお袋は、親父を許したそうだ。
 俺は、親父を許せない。だが、お袋には、これ以上の苦労はさせたくないからな。お袋のために、弟と半分ずつ負担して、我が家の墓を建てた。

 親父よ、お袋に礼を言えよな。

 親父が亡くなって4年半。なんとか資金も貯まり、先日、墓所の申込みをしてきた。
 数年前に「代々の墓は姉さんが継いで、俺はそこには入れない」と言っていた親父。さらに「俺はどうでもいい。お前の代から新しく築いてくれれば、それでなによりだ」とも言っていた。

 もう、家庭を顧みない、どうしようもないバカな親父。
 親父、あんたはどうでもいい。ただ、お袋が可哀想じゃねぇか。呂律も回らなくなった状態で、最期に「苦労をかけて悪かったな」といったそのひと言で全てを許した、というお袋には、これ以上の心労をかけたくない。
 憎まれっ子の親父が、まさかあんなに早く逝くとは思ってなかったからね、蓄えがゼロの俺は、あわてたよ。その辺はあんたに似ているのだろうなと苦笑してしまうね。
 俺一人じゃなく、弟も半分出資してくれた。
 新しい我が家の墓。その片隅に、親父、あんたもいれてやるよ。しばらくはひとりだけどな。

 墓の工事が終わるのは来年3月。

古墳に虫のフンだって

 歴史とか科学とかが好きなので、そういうニュースは俺の目に止まりやすい。

 で、 虫のフンだった!…古墳石室の土粒、学者ら「まさか」(読売オンライン 2005.03.28) という話題。
 ちょっと前(といっても20年くらい前)から、古墳の石室に、米粒状の土粒が沢山見つかるというのが各地で確認され、それが埋葬とかの儀式の時に米の代用品として捲かれたか一緒に埋葬された「擬似米」ではないかと考えられていたんだよ。そういえば10年くらい前に効いた事がある。
 しかし、これが、墓に入り込んだ虫(コガネムシだかカブトムシの幼虫)のフンであることが判明したそうだ。
 古墳にフン。ダジャレですかい。
 でも、まぁ、虫の幼虫のフンの研究としては貴重な学術データになったそうで(笑)、まったくの無駄にはならずよかったね。

 別に学者を疑ったりするつもりはないけど、なんかさ、現在「たいそうな物」と思われている物が、実はたいしたものじゃないって事もありそうだなぁ。

霊園のとらねこ

 ちょっとごたごたしてて書けなかったけど。
 土曜日に、親父の墓へ、お盆参りしてきた。
 その霊園参道にいたねこ。
 この子も、すごく懐っこくて、近寄っただけで、足もとを8の字に動いてたよ(笑)。

 霊園内には、ハサミジャガーも健在だったけど、暑かったから、植え込みの中で寝ていて、うまい写真が撮れなかった。
 霊園は、来訪者が多い。この近所に住んでいるねこ達って、人が好きなんだろうかねぇ。みんな、懐っこいよ。

 子育てギャンブル日記:子供になった昨日の夜 に、ねこぱんち。

 この記事を読んで、まず「すしバーさんがうらやましい」と思った。

 家庭環境は、それぞれだろうから、よその事はまったく解らないし、解ろうとするつもりもないけど、ともかく、すしバーさんは、今まで両親に見守られ続けていた事を、初めて実感できたのだと、俺は読み取った。

 親父がガンで死んでから、もう1年が過ぎた。だけど、俺は、未だに、親父を許せない。
 いや、許せないまま死んでしまったので、たぶん、俺が死ぬまで、永久にこの感情をひきずったままなんだろう。

 今思えば、生きているうちに小まめに実家に足を運び、話をすれば良かったとは思う。昔から家庭を省みない馬鹿な親父だが、放任するのではなく、ちゃんとやれよと、もっと言ってやってもよかったのかと。それで親父が言うことを聞くか聞かないかは、またひとつ次元の違うことだし。

 あれだけ辛い思いをしてきたお袋が、「最後に「お前には苦労かけて、悪かったな」と言った。それで、すべて許す」と言った時には、正直いって、唖然とした。
 なんで、その言葉を、もう少し早く言ってやらなかったのかと。何も出来なくなってから言うなよと。

 だから、俺は、親父を絶対に許せない。
 でも、親父を許す事が一生できない俺自身にも、腹がたち、情けなく思う。

 墓は、建ててやる。親父が、その初代だ。今度こそ、遅過ぎるけど今度こそ、しっかり鎮座して、皆を見守ってくれよ。