こんぶたけ

 名付けのセンスは抜群だと自負している。他人にどう言われようとも、俺自身はそう思っている。まじで。

 先日、友達の友達(は皆友達(笑))であるバタさんの「桔梗店主の覚書」にて、新作の佃煮の名前を募集しているのを見て、腰痛に悩まされつつも(笑)、飛び入り参加してさせていただいた。
 で、なんとまぁ、俺の案が採用されてしまったのよ。

 そして、その商品「桔梗特製・佃煮こんぶたけ」を、命名賞(?)として送っていただいた。
こんぶたけ
 今回、商品に貼るシールのデザインも依頼され、名付けほどの自信はないけど、好きな作業なので快諾させていただいた。
 自家製とはいえ、俺のデザインが商業利用されるなんて、夢のひとつが実現されて、嬉しい。
 ありきたりのデザインだけれども、桔梗店主・バタさんはご満足いただけただろうか(笑)。

 さて。俺のことはどうでもいいか。肝心のこんぶたけの味。

 先日、早速戴いたんだけど、これはやばい!
「昆布、椎茸、豚肉を、豚丼のタレとザラメで甘辛く煮込んだ」という事前情報で抱くイメージから外れない味。もちろん、期待通りという意味。
 それぞれの旨みが嫌味なく混ざりつつ、全体的に落ち着いた味で、だからこそ箸が止まらない。いくら食っても飽きないし、しつこくないから、まさに「飯の友、酒の肴」。無くてはならない名脇役という感じ。
 不思議なのは、口の中で意図的に昆布・椎茸・豚肉のどれかの味に集中すると、それがさっと湧いてくる。3種類の味が、集中によってコロコロ切り替わるのだ。
 海草・山菜・畜肉が、これほどマッチしているのは、初めて食った。

 家屋で、ほんの十数分間で、ひと袋のほとんどを平らげてしまった。
 佃煮にしては甘さもしつこくないのもいい。

 なんでも、1回に10袋分しか仕込めないらしい。そんな稀少品のひとつを戴いてしまって、申し訳ないです。
 おにぎりの具にもいいね。

コメント

  1. バタ より:

    気に入っていただいてほっとしました。

  2. すしバー より:

    何がすごいことかって、桔梗の新製品を俺より先に食ってるってのが時期的なものも関係するけど、まずすごいことだと思います。

  3. びといん より:

    バタさん江
     ごちそうさまでした。
     東京の佃煮より甘さが少なくて、俺の好みですよ。

    すしバーさん江
     そうですね。すしバーさんより桔梗の新製品を食える事って、貴重な経験ですよね。
     ありがたい機会に恵まれました。