去年9月から使っているMacBook。
現在の愛機であるこいつには、セーフスリープ機能が搭載されている。MacBookは、スリープモードに入る時に、現在の状況をファイル化してHDDに書き出し、スリープする。普通にスリープ解除された場合は、書き出されたそのファイルは参照されず、そのまま復帰。もしもスリープ中に電源トラブル等あった場合は、復帰時にファイルを読み込んで復帰。Windwos機でいえばハイバネ機能に相当するものだ。
このセーフスリープ機能のおかげで、電源アダプタをつけていない状態でもバッテリー交換が可能になっている。
つまり、MacBookは、通常スリープとセーフスリープを状況に応じて併用しているわけだ。
もちろん、ここまでは知っていた。
でも、スリープは全てセーフスリープにすることもできるんだね。
時々読んでいる、MYCOMジャーナル内の「OSXハッキング!」の未読バックナンバーを読んでいて、知った。
「第179回 “pmset”でMacBookを「冷凍睡眠」させる」がそれ。昨年5月のコラムだ(笑)。
以下の方法は、アップル非公式の方法なので、試す場合は自己責任でどうぞ。
設定は、ターミナル上で、パワーマネジメント関係情報&設定のpmsetコマンドにより行う。
pmset -g
で、まず情報確認。
この中の”hibernatemode”欄が、セーフモード関係の設定状況で、1=セーフスリープ、3=通常スリープ(セーフスリープと通常のスリープを併用)だ。
セーフスリープのみにするには、”-a”オプションを付けて実行。管理者権限が必要なので、
$ sudo pmset -a hibernatemode 1
となる。
あ!システム環境設定の「セキュリティ」で「安全な仮想メモリを使用」をオンにしている場合には、セーフスリープは”5″、通常スリープは”7″にする。
通常のスリープでは微弱な電源が供給されるが、セーフスリープの時には完全に電源が切れる(もちろん、バッテリーの自己放電はある)。確かに、スリープらんぷの点滅もしなくなるし、キーを押しても復帰しない。復帰には電源ボタンを押す。
通常スリープは「冬眠」、セーフスリープは「冷凍睡眠」に例えられる。なるほどね。
俺の環境では、セーフスリープから復帰しメニューバーのアップルマークが表示されるまで20秒、通常のシステム停止からの起動にはメニューバーにアップルマークが表示されるまで45秒。半分以下。しかも、前回の環境が(アプリ起動・作業中でも)完全に復旧される。
これは便利。
Macにハイバネーション機能がついていることって、あまり知られていないのではないだろうか。
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