「ローレライ」を見た。
俺は原作を読んでいない。CATVの日本映画専門チャンネルで何度もやっていた宣伝ミニ番組や関連特集(古い東宝特撮映画をたくさん放送してくれて、嬉しかった)を見て興味をもって劇場に向かった。
まずは、全般的な感想を。
特撮。
ハリウッドにも負けない特殊効果を狙ったという特撮&CGは、ひじょうに良かった。ただ、潜水艦の甲板に人が上がっているような各シーンでは、背景との合成境界に違和感を感じた。水中シーンとかの出来が良かっただけに、惜しい。
しかし、全体的には、さすが「特撮の東宝」という気合いを感じた。
音楽。
なんだかフジテレビの連続ドラマみたいな旋律で、重みが足りないような気がした。
「踊る大捜査線」のように、テレビドラマから発展した作品でもないので、勘弁してほしい所だ。残念。
役者。
皆、適役だった。しかし、鶴見辰吾さん演じる諜報将校は、居なくてもいいような(笑)。いやこれは役者とかという問題じゃなく、無意味なキャラのような気がした。
個人的には、軍医役の国村隼さんと、射撃長役のピエール瀧さんの演技に惚れたな。
ネタバレになるかもしれないのであまり言えないが、艦長が最後の作戦に向けて采配したりするあたり。なんだか、アメリカに配慮したというか、世界公開に向けて無難な解釈にしたというか、「大人の事情」があったように思う。
核心部分がぼやかされていて、歯がゆい思いだ。
なぜ原作の「終戦のローレライ」から映画化タイトルは「終戦の」が削られたのかが、何となく判る気がした。
それと、上川隆也さんの出るシーンは、なぜあの男は、あえてあそこまで聞き込みするのかわからん。いらね!
小学4年生の息子も一緒に見たが、最後まで真剣だった。
まぁ、単純に、潜水艦とかメカとかが好きというだけなんだろうけど、とっかかりは、それで十分。
見終わった後に「原爆は、怖いね」と言っていた。少しは判ってるじゃん!
原作も読んでみたくなったので、注文した(笑)。
ねこぱんち!
→BLOG STATION:『ローレライ』
終戦のローレライ (1) 福井 晴敏 by G-Tools |
コメント
こんにちは。
賛否両論、毀誉褒貶が著しいようですが、
【語りたくなる映画】だと思うんですよ。
DVDが出たら、友達といっしょにいろいろツッコミを
入れながら、もう一度、見てみたい気がします。
そんなところが楽しく感じられるんですよね。
ローレライの歌が聞こえる
今日、旦那さんと息子と三人で、錦糸町へ 映画見てきました。「ローレライ」話の筋とかは、知らなかったけどもそれでも、ドキドキしながら戦闘シーンのCGミニチュア撮影した今夜、夢に出そうでちょっと怖い…
ローレライ、かなり気にはなっているのですが、映画か小説かで迷ってしまいます。でもな〜砲撃潜水艦にローレライなる超兵器・・・う〜ん
Kenさん江
いろいろツッコミどころ満載ですよね。言い意味でも悪い意味でも。そう考えると、総体的にはかなり楽しめる映画だとは思います。
俺も、DVDが出たら買うかも。
さなだむしさん江
この作品は、SFです。俺は小説を読んでいないのですが、「終戦のローレライ」に「亡国のイージズ」のテイストも加味しているらしいです。
超兵器ローレライは、SFにありがちな「ご都合主義」も感じますね。
俺は楽しめました。
砲塔を積んだ潜水艦は実在したらしいです。
http://plaza.across.or.jp/~evi-na/france/ships/surcouf.htm
でも、あんなに当たるわきゃあないね。(^^)
ローレライ
多分、この映画のブログを書く人は同じことを書くと思う。でも、あえて書く。作者の福井氏が唱えるように、“ガンダム”の影響を受けている。そして、“宇宙戦艦ヤマト”みたいだ。絹見真一(役所広司)はブライト(すこし違うけど)。折笠征人(妻夫木聡)はアムロ。 “�
予告編しか見てないんですけど、これはSFというジャンルでいいんですか?
いわゆる架空戦記ものですか?
で、どうでした?個人的には面白かったですか?
Kenさん江
はい。砲撃潜水艦が実在したのは知ってます。超兵器はローレライの事で。
すしバーさん江
俺はSFだと思います。日本がドイツから拿捕した超兵器ローレライを巡っての、架空戦記ですね。
乱暴な言い方をすれば、第二次大戦末期の日本を舞台にした「逆襲のシャア」って感じ(笑)。
個人的には面白かったです。
宣伝ではあまりSF的側面をだしていなかったので、普通に大戦を舞台にした作品だと思ったのは、年配の方もたくさん見に来てました。年配の方の感想も聞きたい気がします。
#15:ローレライ(試写)
KAZZのこの映画の評価いやぁ〜驚きました日本の映画で潜水艦映画が作られるとは。。。出だしのタイトルは凝っていて格好イイですよラストの戦闘シーンは洋画なみ?セットも非常に良く出来ています手に汗握る緊張感!音も映像も迫力ありますただ、少し違う…
戦争ものとか、SFとか、あんまりわかんない分野なのですけど
いってきましたよ、レイトショー。
原作、もちろん読んでないですが、私なりに楽めました。
ヒロインの女の子の衣装と、太もものお肉の具合がツボ!
戦記物なんて・・ガラじゃないけど『ローレライ』
金魚玉珈琲店『金魚』のある日の日記「お疲れ様でした。お先に失礼しまぁす」店長が珍しく早く戻ってきたので、今日は店を早めにあがることにした。PM 8:30電車を降りて、映画館に向かった。『ローレライ』土曜の夜のレイトショー。カップルより、40才代の男性が目立
お玉さん江
パウラは可愛かったですね。
しかし、なんかパウラの存在で、万人ウケを狙ったストーリーになってしまいました。
まぁ、だから色々な人も楽しめるということで。
「日本映画の潜水艦モノ」としては素晴らしい出来だと思います。
気になっていたのですよね〜。
水曜日のレディースデーに見に行ってこようかなぁ。
なんせギバちゃんと、妻夫木が出てるし(*´ェ`*)あふ〜
ロバ子さん江
妻夫木さんはいいんだけど、柳葉さんはすさまじいかも。役所さんと柳葉さんの演技でお腹一杯になりました(笑)。
戦争とか潜水艦とか難しいことはよくわかりませんが(笑)
特撮と聞くとなんだか観に行ってもいいかなと思いました。
でも誰も一緒に行ってくれそうにない。。。
だからDVDが出るのを待つことにします。
CMでもチラッと映る女の子(女性?)がすごく気になりました。
どういう役?!って思っていたらヒロインですか・・・。
キーマン・・・なんですよね、きっと。
てりこさん江
あの女の子は、んー、重要な役ですけど、厳密にはヒロインとは言えないかも。
小説よりも、前面に出過ぎなのは、男しかいない所に華を添える意味かな(実際、女性は、潜水艦の中のパウラと、和平交渉に赴く大使の夫人の2名しか出ない(笑))