金魚と車の有る生活:はじめてのパソコン へトラックバック。
そばさんずさんがおっしゃる通り、今のパソコンは、あらゆる事ができる。標準装備及びプリインストールのソフトだけで、かなりの作業を手伝ってくれる。
便利な道具になった。
昔は、OSも開発言語も別売りが当たり前で、それらも高価だった。
そういう事では、確かに、そのままでは「何の役にも立たなかった」なぁ(笑)。
でも、昔のパソコンもよかったよ。
俺が初めて買ったパソコンは、ソニーのMSX規格マシン、HB-55(HitBit)。松田聖子がCMキャラになってた(別に松田聖子はどうでもいいけど)。
MSX用のOSは別売どころか存在すらしてなかった(笑)。
搭載メモリは16KB。MBとかGBじゃなく、「キロバイト」。今となっては、逆天文学的数字だな(笑)。
BASICの開発・実行環境はROMで内蔵されていたので、とりあえず(周辺機器もソフトも高価だったから)、ジョイスティックとデータレコーダーだけ購入して、ベーマガ(マイコンBASICマガジン)掲載の投稿プログラムのリストを片っ端から入力して遊んだ。
初めて入力した「ブロックくずし」は、左・右・上に「Πの字形」の壁を表示しなきゃいけないんだけど、どうしても「N字形」になってしまった。
でも、そのフィールドを斜めに断ずる壁があってもボールは、それをすり抜けてくれた(笑)。しかし、ボールはブロックをもすり抜ける……(笑)。
延べ何時間もかけて、画面と誌面を何度も見比べて、入力ミスが全部消えて無事にプレイできた時は、感動して泣きそうになった。
その後、草の根BBSのホストを運営した時、初代のホストマシンもMSX。正しくはMSX2。
アスキー社のホスト局運営ソフト「網元さん」を購入して、これを活用。
このソフト、BASICで書かれていて、比較的簡単に改造できた。後の「網元さん2」に移行した時には、大改造を施し、当時のアスキーネットの概念「ハイパーテキスト」を再現したBBSを実現した。
この草の根BBS運営経験が、今のネットでの「俺」を形成したと言っても過言ではない。
最近の10数年間は、Macを使っているが、そのMacの初期にあったハイパーカードは、かつてMSX-BASICで体験した手作りソフト感覚を味わえて、楽しかった。いや、Mac購入理由の50%以上は、ハイパーカード使いたさ。こんなソフトが無料で添付されていて良いのか、と感動したものだ。
コメント
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私やびといんさんの様に、パソコンの黎明期を知る人は少数派ですよね。私もベーマガにはお世話になった口です。
MSXで一番欲しかった周辺機器はQDです。
FDは高くて買えそうになかったので・・・。
電源オンでとりあえずBASICというのは当時のパソコンの標準でした。
今思えば起動が速いですね(笑)
QDは、持ってましたよ。
あれは、実は、ファミコン・ディスクシステムと同じ仕組みらしいです。時期的にも一緒ですよね。
ランダムアクセスはできないものの、「片面32KBも保存できて」便利でした。
MSXにBASICって懐かしいなぁ。その頃ってパソコンって言うよりもまだマイコンの時代やったもんなぁ。買えなかったからよくパーツショップへいっていじって遊んでた。
当時MSXも音声カプラーで通信できてましたよね。あれ海外へ持っていくとまだ重宝する国があるみたいですよ。
俺は音響カプラは使ったことないです。
当時のMSXには、RS-232Cインターフェースとモデムが一体になった通信カートリッジっていう機器を、拡張スロットに指してました。
速度は300bps。半二重プロトコルなんで、トランシーバー方式でしたね。