何を今さら……

 「IEでしか読めないページ,Windowsでしか使えないシステムは不適」,経産省が調達ガイドライン作成へ(IT Pro ニュース/2004.12.10)

 そんなの当たり前じゃん。
 何を今さら、って感じ。
 そもそもはテキストしか扱えなかったWebがここ十年くらいの間にこれだけ発展したのは、まぁ、ブラウザのシェア争いがあって、それぞれが独自機能を盛り込んで、それにユーザーが追従しちゃって……てのの成果ではあるんだろうけど。

 俺は、IEじゃなきゃまともに動作しないようなサイトには、よっぽどじゃないと再訪問はしない。シェア数とかじゃなく、なんか、方針として根本的に俺とは指向が違っていて、むかつくから。

 サイト構築担当者としては、そりゃ、ひとつの端末環境でだけ検証すれば楽だよね。でも、そのブラウザ固有機能に頼らなければならない必然性を持っているサイトって、少ないように思う。

「ここはWindows版IEを推奨します」と書いて済ませるのは簡単だけど、極力汎用的にサイト構築する、その中で「魅せる仕組み」を提供するのが、エンジニアの腕の見せ所なんじゃないかなぁ。

コメント

  1. mishimax より:

     今まで作ってしまったサイトを直すのが大変からかもしれません。経費も時間もかかるものと思われますゆえ。
     ちなみに、僕の住んでる島根県の県庁サイトはW3C の XHTML1.0 とCSS にとうの昔に対応済み。ウェブ・アクセシビリティ支援ツール WebUD (ウェブ・ユーディー) も期間限定で実装されています。
    ●島根県庁http://www.pref.shimane.jp/index.html
     なお、うちのサイトのブラウザ対応状況は不明です。見れない方には見えないかも…。

  2. びといん より:

    mishimaxさん江
     既存サイトの修正にかかるコスト……確かに、そうかもしれません。
     ほとんどのサイトはある程度、汎用性ありますよ。
     だいたいが、無駄な動画やらFlashのためにIE専用になってるっぽいです。そんなサイトはクソ食らえですわ。