2002/11/15

今朝、JR山手線が人身事故で運転見合わせしていた。一部並走している京浜東北線も、影響を受けて、ダイヤが若干乱れていた。
半分イライラしながら電車を待っていると、背中でコツコツ音がする(俺は、中型のボビルビーリュックを背負って、日々通勤している)。
振り向くと……怪しげな外国人さんが、中腰で背中合わせになり、にこにこしていた。俺のより大きいボビルビーを背負っている。
「おはよ〜。ボビルビー同士は、こうやって挨拶するんだ〜。私が考えた」
と、うれしそうに、コツコツ、コツコツと当ててくる。
「はぁ。おはようございます」と、返事はしてやったけど、少し気色悪かった。はっきりいって、こういう人は苦手。
「新宿で事故があって、遅れているらしいですね。私、代々木に行くんですが」
「そうですか。私は上野で新幹線に乗換で高崎です」
そう言っていたら、京浜東北線が到着。少々不本意ではあるが、やむを得ない、一緒に乗る。
電車に乗ると、彼は無口になった。なんとなく気まずい。別に俺が悪い訳ではないが。2駅の辛抱。
しかし、上野に着くと、途端に、話しかけられた。
「高崎、どのくらいの時間かかるのですか」
「上野から1時間。では!……あ、代々木なら、秋葉原から中央線でも行けますよ」
俺は、そそくさとその電車を降りた。別に新幹線に乗り遅れるというのではなかったが、なんとなく、急いだ(笑)。決して、京浜東北線では直に代々木に行けない事を思い出してヤバくなったからではない。決して、そうじゃない。

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