iOS 7.1アップデートでユーザ辞書関連が復調、さらに全角スペース変換が簡単に

 iOS 7.1アップデートがリリースされた。
 セキュリティー面やUI等、重要な修正がされたのはもとよりだが、そうではなくてもiOSはすぐにアップデートしまう、新しもの好きの俺なので(笑)、早々に実行した。

 ソフトウェアキーボード及び日本語変換関係の不具合がだいぶ修正されたようで、俺としては、それが一番の歓迎点だ。
 特に、ローマ字入力キーボードでは「連絡先」の姓名が変換候補に出なくなってしまっていた——フリック入力では出た——のが、以前のように出来るようになったのがうれしい。
 現在はiOSに搭載されているユーザ辞書機能は、修正や複数削除などの管理がやりにくく、俺はMacの日本語変換では「ことえり」は使っていないため(「かわせみ2」を愛用)、ことえりと同期できてもあまりうれしくない(そのことえりのユーザ辞書機能も、iOSなみに簡略化されてしまったし)。ってことで、iOSにユーザ辞書機能が搭載される前からの有名裏技「連絡先をユーザ辞書的に準用する」のをずっと利用しているのだ。これならMacの連絡先で編集、同期が簡単だし。

 そして、今回の7.1では、なんと、連絡先の姓名欄に全角スペース“のみ”が登録できるようになっている!今までは、連絡先には「@ @」みたいに前後に記号を入れないと駄目だし、ユーザ辞書でもスペースのみは駄目だった。
 前々から公言しているが、俺はiPhoneだろうとiPadだろうと、ツイッターみたいな一行で終わるような物は除き、なるべくなら行頭字下げで書きたいというこだわりがあるので、これは大歓迎だ。できれば、標準で全角スペースが素直に入力できればいいだけどね(笑)。
 個人的には、これだけでアップデートの価値を感じている。

※連絡先をユーザ辞書的に準用(で全角スペースを入力する)例
 [姓] .(半角ピリオド)
 [姓の読み](何も記入しない)
 [名] (全角スペース)
 [名の読み]す

 上記で、「す」で全角スペースが変換候補に出る。

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