小さくというか、消えてしまえ

 小型化された「B-CASカード」の導入決定、2009年11月から支給開始へ(2009.05.07 マイコミジャーナル)

地上デジタル放送のスクランブル解除に必要な「B-CASカード」を発行するビーエス・コンディショナル・アクセス・システムズは7日、「Plug-in SIM」形状の小型B-CASカード(ミニカード)の提供を、2009年11月から開始すると発表した。

B-CAS(ビーキャス)はビーエス・コンディショナル・アクセス・システムズ(BS Conditional Access Systems)の略で、同社が提供する放送受信方式をB-CAS方式と呼ぶ。地上デジタル放送におけるデジタル著作権管理(DRM)の一部として、正規の機器を認証する限定受信方式として利用されている。

同方式では、放送波に伝送路暗号(スクランブル)が施され、スクランブル解除の為にはB-CASカードが必要。

 うちはWOWOWが開局間もない頃に加入して長いけど、その初期は、ビデオデッキくらいの大きなデコーダーが必要だった。現在はWOWOWのスクランブル解除もB-CASカードだな。だんだんと小さくなるね。

 いやいや、そんな話ではなく。

 例えばWOWOWみたいに純然たる有料放送のスクランブル解除のために必要ってのはいいんだ。逆に、金払ってない奴も俺と同じにWOWOWが観られるというのも嫌だし。B-CAS番号を届けないと邪魔なメッセージを画面に出す公共放送も、俺としては——納得はしていないけど——まぁ理解はできる。
 でも、民放の地デジまでスクランブルかける必要があるのかねぇ。
 HDDレコーダーに録画し、レコーダーのメーカー推奨の純正品DVD-Rにコピーしようとしてもエラーで失敗するという経験が何度もある。なので「ダビング10」のコピー回数に限度があると困るのだが。コピーが10回連続で失敗することは有り得ないと言えるのか!?

受信機での権利保護規定遵守を、B-CASカード支給契約によるエンフォースメント(強制)で担保している。だが、総務省の情報通信審議会第5次中間答申では、B-CAS方式の見直しを行うべきとする方針を明示。

これを受け、総務省「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会」の技術検討ワーキンググループ(WG)では、今後導入を検討すべき地上デジタル放送の著作権保護のための新たな技術方式として、(1)B-CASカードと同じカード方式、(2)チップ方式、(3)ソフトウェア方式、の3種類を検討。

 けっ。見直し検討に「(4)伝送路暗号の廃止」を入れなきゃダメだろ。
 違法コピー対策っていっても、ほとんど劣化のないコピーなんて、放送番組をDVDに保存する時点で基本的には無理。すぐにBD(ブルーレイ)レコーダーを買える人ばかりではないし。画質劣化してもDVD画質で満足している人もたくさんいるんじゃないだろうか。細かくは語らないが、違法コピーする奴はする訳で、いわゆるイタチごっこではないかな?
 そもそも、規制かけたい側が「コピー」する事を「ダビング」と表現しあいまいに誤魔化してコピーを中途半端に正当化しているのがおかしいと思う。

現行のカードは廃止せず、ミニカードは現行のカードの追加として導入。「受信機器メーカーへの支給時期は2009年11月ごろを予定している」としている。

 そんな事を言わずに、どんどん小さくして無くしてしまえばいいのに。現行のカードも今後の予定も廃止しろ。もちろん地デジのスクランブルも廃止し。あと変なシカモドキのやっつけ仕事まるだしキャラも廃止な。

 変なシカモドキのやっつけ仕事まるだしキャラは一般のブログにも掲載しちゃいけないそうなので、アナロ熊を貼っておこう。
アナロ熊

コメント

  1. さなだむし より:

    これをアナログ停波で見れなくなったお年寄り世帯(このままでは百万世帯単位)に誰が説明するの?つーかウチは大家が解ってないから、この区画は誰も地デジなんて知らないよ。

  2. びといん より:

    さなだむしさん江
     やっぱり、変なシカよりは知名度のあるアイドルグループの男性に啓蒙活動してもらったほうがいいよね。