HDDレコーダーに保存されてる番組を整理してDVDにダビングしてたんだけど、その中に「ヨイトマケの唄」があった。
正月に、美輪明宏さんが出演して久し振りに「ヨイトマケの唄」をテレビで歌うという番組があるのは知っていたし、リアルタイムで見てたんだけどね、泣いた。
今日、録画を見た時も、泣いた。
初めて聴いたのは小学校低学年の頃なんだけど、その時にも泣いたっけ。
これ、過酷な肉体労働の辛さとかじゃなく、「とうちゃんのためならエンヤコラ、こどものためならエンヤコラ」っていう、実に単純な母親の愛を唄ってるんだろうと思う。
うちも貧乏で、おふくろが(土方はやってなかったけど)家計の大半を補って俺ら兄弟を養ってくれた。
あまり漢字が書けないおふくろが、一生懸命履歴書を書いていた姿を思い出すと、ヨイトマケの掛け声に繋がるような気がして。
自分が歳をとるたびに「ヨイトマケの唄」の重みを感じてしまう。
美輪明宏さんの「ヨイトマケの唄」と、浜田雅功と槇原敬之(っていうユニット名らしいので敬称なしね(笑))の「チキンライス」は、ダメなんだよなぁ。何度聴いても泣いてしまう。
ヨイトマケの唄/いとしの銀巴里/人の気も知らないで | |
美輪明宏 M.Aubret 南谷寝二
キングレコード 2003-10-01 |
チキンライス | |
浜田雅功と槇原敬之 松本人志 槇原敬之
アール・アンド・シー 2004-11-17 |
コメント
桑田圭祐氏が音楽寅さんで歌っていたのを観て
初めて知った曲です、これ。
昭和中期の貧しさを感じますね。
現在はどうなっているか知りませんが
放送禁止にするような歌でもないんですけどね…
somedayさん江
「聞こえてくるよ、貧しい土方のあの唄が」ってフレーズがひっかかって、某公共放送では未だに放送しないらしいですな。
そんな言葉尻をとらえてケチつけるような低俗な楽曲ではないんですけどねぇ。
差別ってのは特定者を意図的に排除する行為であって、「ヨイトマケの唄」の歌詞は、そんな次元の事ではなくて、一生懸命に働いている人への賛辞と、母親の偉大さを表現しているだけの単純なものなんですがね。