2006夏、北海道旅行(2)

 夏休み家族旅行で、8月12日〜14日の2泊の北海道旅行をしてきた。
 帯広〜札幌〜小樽3日間の1日目その2。


 すしバーさんの車で移動中は、車内には、いわゆるJ-POPが流れ続ける。すしバーさんが「新旧おりまぜて適当にMP3でCDに焼いてきた」そうだが、ほとんどが懐かしい曲のような気がする。同年代なので、触れてきた物もほぼ同じなのだろう。
 そんな中、まみぃこと俺のよめさんが、
「懐かしいといえば昨日テレビで浜田省吾が歌ってたよ。あたし達の青春よ」
 ときりだした。
 ファンという訳ではないが、ハマショーの名くらいは知っている。まぁハマショーと言えば俺等の青春時代だよって事で、同意。
 が、ここで突然、嫁さんが難問を出す。
「ハマショーって他にも居たよね?」
 え!? それは知らない。しばらく皆で考えていたが思い当たらない。
「あ、思い出した! 浜田キンゴって居たよね?」
 浜田キンゴ? 知らない。すしバーさんも知らないと言っている。
 だいたい、それじゃハマショーじゃなく「ハマキン」だろ!

 そんなこんなで札幌に到着したのは16:45くらいかな。
 1時間ほど宿で休憩して、18時に晩飯に出かけようという事になった。

 泊ったのは、ホテルハイランド。すしバーさんが札幌に行く時の定宿だそうだ。
 ここが、地下鉄すすきの駅から歩いて数分という都心にあって、1泊11760円。安い!ちなみにこの値段、ファミリー用の4人部屋。つまり1人当り3000円しないのよ。
 ぶっちゃけていうとビジネスホテル然としてるんだけど、どうせ寝るだけの素泊まり。十分だよ。
 所在地と値段を考慮すると、もう大満足。いや、それ以上だな。2室しかないファミリールームを取れたのはラッキー。早めの手配をしてくれたすしバーさんに感謝。
 おかげでさまで、夜は持参したボードゲーム「チケットトゥライド」を家族4人で遊べたよ。

 18時。ホテルロビーですしバーさんと待合せして、晩飯を食いに街へ繰り出す。
 事前に何が食いたいかのリクエストに「我が家皆未経験のスープカレー」と答えておいたら、すしバーさんがアタリをつけておいてくれた店のひとつPANAPANAに入る。
 混んではいなかったが狭い店なので、俺とすしバーさんがカウンター、嫁さんと子供たちはその近くの4人席に座った。
 カウンターに並んだおっさん2名は揃って「本日のおすすめ」の「まるちょうカレー(数量限定)」を注文。限定品には弱いのだ。
 ただし、辛いのが苦手なすしバーさんは辛さ1。割と強い俺は2を注文したが、店員が「2は普通。3が中辛」というので、3に変更。
 運ばれて来たカレーは、いい香り。大きめの野菜がゴロゴロ入っているのも壮観。
「まるちょう」ってのは、豚のホルモンをぶつ切りにして煮込んだ物で、器の中では、ビー玉くらいの大きさに丸くなっている。福岡の食材らしい。
20060815-2.jpg
 旨い。あまり辛くないなぁ。やっぱり中辛だな。4にしておけばよかったかな。で、すしバーさんは、ひと口食った途端に体中から汗が吹き出ている。
「辛いのは苦手だけどカレーは好きなんです。常連のカレー屋だと、辛さ0.1とかゼロって注文してます!」と言いつつ、顔を真っ赤にして汗ダクで食っている。
 俺は、多少の汗をぬぐう物の、顔色は変らず。っつーか、辛さに少々物足りなさを感じつつも、しっかりと煮込まれたスープを堪能した。
 帰り際、店員に「俺ら同じ味で辛さ1と3だったけど、逆に出さなかった?」と聞いたんだけど、「そんなことはありません」と。
 まぁ、ここで店員は「間違えたかも」とは絶対に言えないよな。よりによって、辛いのが苦手な人がすげー辛いと苦しんで、得意な俺(しかもスープカレーもこの店も初めて)が「こんなもんか」と平然と食ってたので、真偽は判らないが、でも、店が間違えて逆に配膳した可能性は高そうだ。すしバーさん、ごめんなさい。
 んでも、食った後は、腹の中から熱くなってきた。香辛料の効果か。暑い!

 いい汗かいた後、狸小路へ。
 嫁さんが「キティグッズが充実している「たぬきや」に行きたい」というので、そこを目指す。「ご当地キティのマスコット」を物色する嫁さんに、俺とすしバーさんとで、「うにキティが一番かわいい。買え!」と薦めるも、却下される。
 たぬきやのすぐ近くに、怪しげなホビー店があった。秋葉原ラジオ会館内の店とか、赤羽の駅裏にひっそりあるとか、そのくらいのマニアックさで、有名観光地のアーケード通りには似つかわしくない。
 俺としては、その怪しさに引き寄せられるのだが、すしバーさんは慣れていない様子で「恐くて入れません」という。
「ちょっとひやかしに、皆でひとまわりしましょう」と俺が即す。
 入ると、確かに異様な雰囲気。狭い店内に積まれた喫煙具や日本軍服飾品レプリカや絶版プラモや手裏剣やスパイ手帖……。各コーナー?に座っているおっさん。その味わいある顔つきで佇まれると、雰囲気を増幅させるね。
 この3〜4人のおっさんが店の要所々々に配置していて、客を見つめている。マジに下手な監視カメラより恐いかも。

 うわ。長くなった。この後のノルベサについては、また明日。

 つづく。

コメント

  1. ponsuke より:

    おかえりなさーい!
    楽しい旅だったようですね♪
    いいなぁ、おいらこの夏は(も?かw)帰らなかったから
    ちょっぽり羨ましいぞぃ。
    ま、帰っても家の近所うろつくくらいなので、
    道中話はある意味新鮮だったりw

    それにしても、びといんさんも「限定」という言葉に弱いとは…
    ふっふっふ。仲間発見で嬉しいぞ☆

  2. すしバー より:

    あの店、異様すぎますって・・・。
    間口が狭いのに奥がかなりあるし。
    手裏剣が各種取り揃えてあるし・・・。

  3. びといん より:

    ponsukeさん江
     札幌の街を「ponさん・るしさんはこの辺で生まれ育ったんだなぁ」と思いうかべつつ歩きましたよ。
     えぇ、限定物には弱いっす。

    すしバーさん江
     確かにあんなに手裏剣の品数が充実している店は、さすがの俺も知らないです。
     でも俺はああいう店は大好きなので、ひとりでも躊躇なく入ります(笑)。