釧路旅行記5

　釧路旅行記1、同2、同3、同4の続き。

　2日目、8月9日の旅行記その4。
　そろそろ、この日の分を書き終えないと(笑)。

　ご実家で、大きいシュークリームをいただいて(旨かったっす)、少し腹いっぱいではあるけど、ついに、夕食の時間だ。
　今回の旅行の第1目的であるジンギスカンだよ！　ラムしゃぶしゃぶだよ！
　すしバーさんのお母さん、妹さんと、叔母さん親子もご一緒に、店に行く。

　フィッシャーマンズワーフＭＯＯという商業施設内にある「霧のビール園」に案内される。
　店内は、まぁ、普通。

　注文したのは、「生ラムのジンギスカンと、ラムしゃぶしゃぶの食べ放題」おぉーっ。食べ放題！　男のロマン。肉好きの基本。食べ放題！
　多人数なので、鍋は3つ。真ん中にしゃぶしゃぶをひとつ。両端のふたつがジンギスカン。俺はジンギスカンの方に座った。この鍋の方には、俺と息子とすしバーさん。となりのラムしゃぶのところには、女性が集中。向こう側のジンギスカンには、すしバーさんの従兄弟さん(アマレスラー)と、そのお父さん。ふたりとも、食いそうだな。

　まず、軽く乾杯。すしバーさんは、あまり飲めないらしい。残念。って、飲めない以前に車を運転してくれるんだった。俺たちを乗せてくれるんじゃん。ごめんなさい。
　さて、肉が運ばれてきた。

　生ラムだよ。すげー。今まで、札幌でも、丸く成型された冷凍物のジンギスカンしか食ったことがない。否が応でも期待は膨らむ。
　はやる気持ちを抑えつつ、冷静に、数切れのラムを、あのヘルメットみたいなジンギスカン鍋に乗せる。
　生だからか、すぐに焼ける。旨い！やっぱり違うよ。
　そして、隣のラムしゃぶも頂く。こちらは生ラムではないが、ラムのしゃぶしゃぶは初体験(というか、つい数カ月前に、すしバーさんのブログで、その存在を知った)。こちらも、ジンギスカンにも増して期待は膨らむ。
　薄切りされたラムが、実に柔らかく、まさに舌の上でとろけそうな旨さ。
　なんというか、つべこべと理屈はいらないね。「旨い！」の一言で十分だよ。

　食べ始めて30分くらいたった頃に、アクシデントが発生。すしバーさんのケータイに、お友達から連絡が入った。友達が車で事故をおこしてしまい、とりあえず迎えに来て欲しいとか呼ばれたらしい。
「とにかく、ちょっと行ってきます。ごめんなさい！　なるべく早く戻ります」
　そう言って、急ぐすしバーさん。俺たちは大丈夫だよ。早く行ってあげて。
　すしバーさんは、とても優しくて面倒見がいい人だから、頼られるんだよ。旅行中、いろいろ案内されて、よく分かってます。

　まぁ、すしバーさんの帰りも待ちつつ、ゆっくり肉を食っていたけど、90分くらい経ち、そろそろ限界。お腹一杯だ。堪能しました。幸せな気分。
　21時。ちょうど店をでようかとしていると、すしバーさんから連絡が入る。もう近くまで帰ってきていると。
　店を出ると、すぐに赤い衰勢(笑)が到着した。
「どうもすみませんでした」
「いえいえ。大丈夫だったんですか」
　お友達の事故は、車は全損ながら、誰も怪我はなかったそうだ。不幸中の幸い。よかったよかった。
「もう、眠いかな？　ちょっと夜景を見に行きましょうか」
「せっかくの機会ですから、ぜひ」
　そんな訳で、港のまわりや、すしバーさんの生活圏内を、ざっと夜のドライブ。
　展望台から釧路市内の夜景をみたり、出身高校の跡地とかを回ってくれた。
　いろいろな思いで話をしてくださる。ここで細かく書く事はできないけど、すしバーさんは、色々な意味で熱い漢だよね、やっぱり。

　22時。ホテルまで送ってもらう。
「2日間、どうもありがとうございました」
「こちらこそ、久々にかっとばして、楽しかったです」
「本当に、楽しかったです！」
「近いうちに、東京に行きますよ」
「ぜひ。今度は、東京を案内しましょう」
　我が家族と、すしバーさんで、固い握手を交わした。
　楽しかったが、ひとまずお別れだ。
「また、ネットで会いましょう！」
　通常の1倍の速さで夜の闇に消える赤い衰勢を見送って、ホテルに入った。

　この旅行記は、3日目分に続く。

ねこぱんち！
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