現場ある結構!

 1年以上続くこのコロナ禍において、幸いにも俺の昨年の事業収入は前年比微減に留まった。ありがたいことだ。
 もっとも、以前より青息吐息で余裕はまったくない状態なので、減収になったらマジに活きていけないんだけれどね。

 昨年の春から初夏にかけては新規依頼がゼロ、キャンセルもあったので、ちょっと狼狽えた。建築設計事務所は、飲食店のように休業給付金もなかったし(まぁ、休業要請もなかったが)。

 でもまぁ、設計/建設業界の、ウチみたいに100平米規模の戸建住宅がメインの零細事業者は、いわゆる〝密〟になることも多くはなく(俺自身は、事務所でひとりで設計をやっているし、着工後の現場も、たいてい、工程毎に各職種がひとり親方とかせいぜい3人くらいで乗り込んてくる。そもそも屋外だし)、夏には——少なくともウチの受注規模は——復調した。

 家を建てたいと思われる方は、数年前から計画していて楽しみだろうから、それを中断はしたくはないだろう。ハウスベンダーさんや工務店さんも、可能な限り工事をやりたいだろう。

 工事が始まると、定期的に現場を見に行く。設計者、工事監理者だからね(笑)
 設計監理の仕事は大好きなのでいいんだけれど、現場まで行くその電車はちょっと嫌だね。
 まだまだ、仕事以外では外出したくないですわ。

 早く、何も心配なく往来できるような環境に戻って欲しい。

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