一年戦争全史。衝撃の上巻に続き、下巻が発売された。
表紙は、またリアルな肖像画で、今回はレビル将軍、アムロ、セイラと思われる。
この下巻は、ジャブロー攻略戦以降の、主に宇宙戦について著述されているため、上巻よりガンダム本らしさを感じる。
地上戦よりも現実味が薄いためか、上巻の体裁を知っている後なのでインパクトが薄いためか。
一年戦争終盤で地球連邦が大反撃できた背景なんかを、一端MS開発が軌道に乗ってしまえばジオンよりはるかに大きな国力によって量産し物量作戦をしかけられるし、ザビ家が身内の派閥争いで自滅していったとかってのを主軸においているあたりは、やはり戦術解説書然とした編集に徹しているなぁと関心する。ニュータイプやエースパイロットについてはほとんど記述がないという潔さ。
機動戦士ガンダム一年戦争全史UC0079−0080「下」
学習研究社 2007-04-03 |
機動戦士ガンダム一年戦争全史 上—U.C.0079-0080 (1)
学習研究社 2007-01 |
コメント
こうやって見るとジオン側から戦略的に、どうやったら地球連邦軍に勝てるんでしょうか?人類の半数を殺し、宇宙艦隊の大半を壊滅させてもなお、平然と物量を送り込んでくる。しかも内部は縦割りでエゴむき出しの利権集団。たとえジャブローにコロニー落しを成功させても変わりなさそう。
さなだむしさん江
ジオン側が戦略的に火灯とするのは困難でしょうね。ザビ家の私欲利権主義な独裁政権であるかぎり。
レビル将軍の顔が、どう見ても旧日本海軍のどこぞの大将にしか見えないのは気のせいでしょうか?
すぬお。さん江
えー!?
このレビル将軍は、ユダヤ系と中国系がまじったような顔にみえません?
なので、俺は、地球連邦として血がまざった感じが現れているなぁと、拡大解釈したんですけども。