鴻池の猫

 先月、NHKオンデマンドの「特選見放題パック」に申込み、2007年の連続テレビ小説「ちりとてちん」を視聴。今回が初見。
 先日全話を観終わったのだが、お気に入りの回を何度も観ている。なぜ本放送当時に観なかったのだ! と当時の自分を叱りたい(笑)。そのくらい大好きになった作品だ。連続テレビ小説……いわゆる「朝ドラ」でこれだけハマったのは「ほんまもん」以来だな。
 それにしても、これからはDVDやBDじゃなく、こうしたオンデマンド等ネット配信の時代だね。

 NHKオンデマンドと「ちりとてちん」の視聴を勧めてくれたのは、3年くらい前にネット上で知り合い、今では親友となり、時にはオフ会、又はサシで、1〜2ヶ月に1度は酒を酌み交わす仲でお付合いさせていただいている方。四歳年上で、親友というより生き別れた兄貴に再会したような気分だ、と俺は勝手に思っている。

 余談だが、先日も一緒に飲んだのだが俺がSNS系サイトに「生き別れた兄貴に会いに来てます」と投稿したら、兄貴氏はすかさず「鴻池の猫」と返して来た(俺も兄貴氏も大の猫好きなのだ)。さすがです、大兄!(笑)
 ちなみに、落語の正しい演目名は「鴻池の犬」で、ドラマ本編にもそのモチーフが登場する。

 閑話休題。
「ちりとてちん」の舞台は小浜と大阪。ヒロインの父や祖父の「塗り箸職人」と、そのヒロインが入門する「落語家」のふたつの職業——と、ヒロインの周辺——を中心に「伝統の継承」をテーマにした、コメディータッチのドラマ。

「ちりとてちん」を勧められたポイントは、次の点。
・笑いどころと泣きどころのバランスが絶妙。
・重要人物として金八に出ていた役者さんが二人(金八6の佐藤めぐみさん、辻本祐樹さん)出ている(俺は、武田鉄矢さんと「3年B組金八先生」の大ファンなのだ)。
・準主役で後藤象二郎(大河ドラマ「龍馬伝」で演じた青木宗高さん)が出ている。
・俺の知っている人に似ている人物が少なくとも三人いる。
・特に、主人公の母親——の役柄——は、俺の嫁さんにそっくり。

 主人公の母・糸子おかあちゃんの言動は、本当に俺の嫁さんそっくりで笑ってしまった。どこがどうといいきれないほど、そっくり過ぎる(笑)。

 ちなみに俺は、落語は希にテレビで見る程度で、知識はまるでない。特に上方落語の文化など未知の世界といってもいい。
 そんな落語をよく知らない人も置いてけぼりにせず、簡素かつ明解な説明(くどい「説明台詞」ではなく、ヒロインに教えているという形で違和感なく)や、落語の演目を再現した小芝居が挿入されたりと、落語通な人も、落語を知らない人も楽しめる素晴らしい演出だった。
 そして「本物の古典落語を聴いてみようかな」という気に(機に)なった。

 いい作品を観る機会をくれてありがとうございます。


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