しりとり

 電車の中で、向かいに男女が座っていた。50歳くらいのおっさんと20歳くらいの女性。親子かな。
 その二人が、しりとりをやってて、ちょっと面白かったので、途中からiPhoneでメモしておいた。

女「ラスタピーヤ」
男「は?」
女「小島よしおのギャグだよ。ピーヤ、ピーヤ、ラスタピーヤ!」
男「はぁ。まあいいや。や……ヤシチ」
女「ヤシチって?」
男「水戸黄門の家来。知らないの?」
女「知らない。水戸黄門なんて見た事ないもん。ち……チオビタ」
男「た……タケウマ」
女「何それ?」
男「知らないの? 背の高さくらいの棒の下の方に足掛けがあって、そこに乗って遊ぶんだよ。言葉で説明するの難しいな」
女「わかんねー。いつの時代の遊びだよ。んー、ま……マサコ」
男「人名はダメだよ」
女「えー? 人名じゃないって。鳥居みゆきのギャグだよ。マ、サ、コ! ヤキチだって人名じゃん」
男「ヤキチじゃないよ。ヤシチ」
女「どっちでもいいよ」
男「はいよ。じゃぁ、こ……コケシ」
女「コケシ! 下ねたは禁止だよ」
男「下ねたじゃないよ。コケシ。だいたい、今の若い子もコケシっていうのかよ?」
女「言わないね。じゃ、シーアルシーゴーゴーロク」
男「クシ」
女「シッダールタ」
男「なんだそれ?」
女「神様の名前」

 微妙に噛み合ってないんだけど、しりとりとしては成立しているところが微笑ましい。それにしても、おっさんの方は普通の語彙なのに、女性の語彙知識の偏り方(いや、むしろ幅の広さ)がぶっとんでいて、途中で吹き出しそうになった。竹馬を知らないのにシッダールタを知ってるとはねぇ。神様じゃなく仏様だけど。

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