通勤マンガーZ:愛ある叱咤激励、俺育て!虎ヘッド風味:第二部 :オヤジの退院 に、ねこぱんち。
マンガーさん、すしバーさん同様、俺も、子供のころには、よく親父に怒鳴られた。
ブログでも何度も書いているが、俺の親父は、あまり家庭を顧みない人だったが、そのくせ、怒鳴る。
理不尽そのものだと思った。
まぁ、好き勝手に職を転々とし、借金だらけで、名実ともに我が家では権限があまりない親父の説教なので、俺と弟は、ろくに聞いていなかったが。
でも、今になって思えば、親父の理不尽な事といえば「親の言うことは聞け。クチゴタエするな!」くらいだった。
悪いことをしたら叱られるのは当たり前として、他に、いちいち細かいというか用心深い親父だった。
寝る前は、ガスの元栓を閉めた。ガスコンロのホースが繋がっている所にあるのじゃなく、流し台の下にある仕切弁の事だ。
小物をちょっとしまい忘れると「踏むと怪我するから片づけろ」という。
ハサミなどを使うのは、タタミや床の上での作業は絶対に不可。テーブル上で使わせた。当然「終わったらすぐに、引き出しにしまえ」と言った。
鉛筆が床に転がっているだけで、原因者は怒鳴られた。
……ここまで列記してみると、やっぱりいちいち理不尽かもな(笑)。
しかし、親父は、常々「用心には、やり過ぎるという上限はない」と言っていた。
今、たぶん、俺は、嫁さんや子供から見れば「細かい事にうるさい親父」になっているんだろう。
今は俺が、親父と同じ事を言っている。
もう少しで、親父の三回忌を迎える。