落語協会 謝楽祭2018


 先の9月9日(日曜日)に湯島天満宮(湯島天神)で開催された、落語協会のファン感謝イベント「謝楽祭」に、嫁さんを誘っていってきた。これまでも気にはなっていたけれど仕事で予定が合わず、この第四回にて初見。

 着いて真っ先に、福扇を買うための列に並ぶ。9時50分に着いたが、すでに500人目くらい。先頭の人が6時半から並んでいたそうだ。
 今年の福扇のデザインは、大好きな柳家小三治師匠の書ということもあり、なんとしても入手したかった。
 並ぶこと1時間で無事購入。

 福扇に付いていた福引(空クジなし)は、鏡味仙三郎さんの直筆サインミニ色紙。
 福扇と一緒に、謝楽祭手ぬぐいも購入。この日、家から手ぬぐいを持ってくるのを忘れてしまったので、まず早急に欲しかった。実用の意味で。

 福扇の次は、これまた大ファンの古今亭菊之丞師匠が出店するたこ焼きへ。さすがは大人気の噺家さん。ここでも行列。俺が並んだ時は20人目くらい。
 今年は菊之丞師匠は実行委員長ということで、店にいらっしゃらないかもしれないと思ったが。お会いできた(今年は自らはたこ焼きを焼かないけれど、とはおっしゃっていた)。お客さんひとりひとりのサインや写真に応じてくれて、丁寧なやりとりをしてくださる。
 俺も少しお話しでき、菊之丞師匠とツーショット写真も撮らせていただいた。


 菊之丞師匠の奥様(NHKアナウンサー藤井彩子さん)がソースをかけてくれるという贅沢な(笑)たこ焼き。美味しかった。

 他には(笑)、桂文楽師匠がペヤングを売っていたり、柳家喬太郎師匠とニアミスしたり、林家たい平師匠が笑点座布団のコスプレをして歩き回っていたりに遭遇。境内のいたるところに有名な噺家さんがうろうろしている光景はすごい。

 本日の戦利品。

 暑くて耐えきれず、昼過ぎ早々には退却してしまったが、とても楽しかった。
 来年も行こう。


落語、懐石、寿司、花火を堪能した夏の一夜

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 今日は約1年ぶりに両国へ。隅田川花火大会を見物がメイン……ではない。
 向かう先は、大大大大っファンである古今亭菊之丞師匠の高座とおいしい料理が楽しめる「吉葉寄席」だ。
 2〜3ヶ月に1度のペースで、両国のちゃんこ割烹「吉葉」で開催されているこの会。定員40名程度の予約制で、菊之丞師匠の高座が約1時間(通常は二席)聴けて、その後は師匠を交えての懇親会。何度か参加しているが、ホントいい会だ。

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 なぜ、高座に電球が!(笑)

 今日の演目は「子別れ」をなんと上下通して。大ネタなので今回はこの一席。後半は有名でそこだけを掛ける噺家さんはたくさんいて、俺もこれまでテレビの演芸番組で何度か聴いたが、前半は初めてだったので、最初は(中入りにはいるまで、つまり前半部分では)何の噺かわからなかった。
 通しで聴くと、棟梁が真面目になって、別れた妻子と縒りを戻す——後半の有名な噺——がなお一層心に染みる。映画でも落語でも、動物ものや親子愛話には弱いんだよ、俺。終盤は泣きそうだったぜ。

 マクラで隅田川だの屋形船だのって言っていたので、季節的にも「俺の大好きな『船徳』をやるか!?」とも期待していたんだけれども、良い意味で期待が外れた。いや、菊之丞師匠の「船徳」も聴きたいなぁ。頼りない若旦那のしぐさが似合うんだよな、師匠は(笑)。
 それはさおておき、菊之丞師匠は、毎回ニクい演目を掛けてくる。今回もやられた(笑)。「たまには珍しい趣向で」とおっしゃっていたが、「子別れ」を通しで聴けるという本当に貴重な高座だった。

 懇親会料理はいつもは——夏でも——ちゃんこ鍋なのだが、今回は初めて「夏季特選料理」とのことで、懐石料理と寿司。これもさすが吉葉、美味しかった。

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 次回11月は都合により参加できないんだけれど、またその次を楽しみにしておこう。

 帰り。隅田川花火大会の後半を、穴場的な路地に座り込んで観賞。これも綺麗で素晴らしかった。

 落語、懐石、寿司、花火。いい「江戸の夏のひととき」だった。
 今回もご同行してくださった鴻池の猫兄貴、ありがとう! お互い、また明日からの活力が沸きましたな!


久しぶりの「吉葉寄席」で菊之丞師匠の高座を堪能。

 日付変わって、昨日19日。古今亭菊之丞師匠の高座と、ちゃんこ鍋を囲んでの懇親会を楽しむ、割烹吉葉・主催の「吉葉寄席」に、行ってきた。
 約一年半ぶりになるのか。前回は嫁さんと二人だけだったが、今回はまた――二年前に俺の落語熱を再燃させるキッカケをくれて且つ、吉葉寄席を紹介してくれた――鴻池の猫兄も一緒。

 最初は「町内の若い衆」
 菊之丞師匠がお得意とするおかみさん――というか、師匠の風貌から、おかみさんの仕草が似合うのだ――がキーポイントとなる、いわば、真骨頂な演目ともいえる。
 個人的にはこれはたいした噺とは思っていないのだが(笑)ストーリーもサゲも単純明快で、大笑い。

 二席目「居残り佐平次」
 会場へ行く途中、嫁さんと「季節柄「船徳」を掛けてくんねぇかな。俺、あの噺大好きなんだ」などと話をしていたのだが、師匠が二席目に黒い着物に着替えて登場したので、「こりゃ怪談か?」と思った。
 が、まくらで吉原とか「四宿」、品川の話へ流れていったので、兄貴と顔を見合わせ「お、もしかして佐平次か!」とニヤリ。
 いやぁ、前述のように、おかみさんの仕草が似合うほどの色男である菊之丞師匠。生意気にも、ダークヒーロー佐平次はどうかなぁ、ましてや好きな噺だし、大ファンである師匠にがっかりしたくないし……などと思っていた。まぁ佐平次は最終盤まで悪漢ぶりはみせず、お調子者と振る舞っているので、そういう所は師匠の芸風にも合っている。
 が! いや、なんだかんだいっても、やはり菊之丞師匠。噺が進むごとに、どんどん引き込まれていく。終盤もみごとな貫録でやりきった! \日本一!/と(心の中で)叫んだよ。
 懇親会の時にお伺いしたのだが、なんでも、今年に入ってネタおろしをした演目らしい(聞き間違っていたらごめんなさい)。

 まくらといえば、「町内の若い衆」は、ひとを“持ち上げる(褒めちぎる)”場面が重要な噺(というか、それしかない(笑))。一席目そのものが、二席目のまくらのような感じになっていたのか!

 おかげさまで仕事が忙しい今日この頃。昨日も出かけるギリギリまで仕事をしていた状態で、比較的短いお出かけだったのだが、菊之丞師匠の落語会及び懇親会はもとより、その後のコーヒーショップでの鴻池の猫兄との歓談も、とても楽しく、なかなか高密度なひとときだった。
「笑い」っていいね。また元気にやっていけそうです。


かなり久しぶりの寄席見物、新宿末廣亭へ

 鴻池の猫兄に誘われて、新宿末廣亭に行ってきた。

 14時半頃、昼の部の中入りちょっと前に入場して夜の部トリまで見物。末廣亭は、独演会などの特別演目以外の時は昼夜入替なしで、通しでいられる。2800円で半日フルに楽しめるたぁ、安い娯楽だよね。さすがは庶民の文化。

 この十月上席では、好きな噺家さんのひとり柳亭市馬師匠の噺を楽しみしていていたのだが、初めて生で見た市馬師匠は身体が大きく(テレビ出演などで大きいとは知っていたが、予想を超えていた(笑))、巧さと相まってどっしりと安定した噺を聴かせてくれた。
 市馬師匠の少し前に、柳家喬太郎師匠の代演で俺の一番贔屓《しいき》古今亭菊之丞師匠が登場! これは予想外だったので嬉しかった。綺麗な江戸言葉と迫力ある動きで、相変わらずの凄まじい高座を見せてもらった。
 かつて中学・高校の頃に落語にはまっていた時にも大活躍されていた三遊亭金馬師匠の高座を見られたというのも嬉しい。まだまだお元気そうでなにより。

 入った時は動物ものまねでおなじみ江戸家猫八師匠が演っていた。当代も円熟味が増し、先代にそっくりになってきた。
 他のイロモノさんも映像で見るのとは違い、どなたも楽しかった。ライブ感って伊達じゃないね。

 この日は、川柳つくし師匠の真打昇進披露もあり(つくし師匠は落語協会で四番目の女性真打だそうだ)、夜の部主任(大トリ)もつくし師匠。出オチって訳ではないだろうが(笑)出囃子がビートルズの「イエローサブマリン」ってのでまず笑った。「ガーコン」一本の川柳川柳師匠の弟子ということで、どんな演目なのかと期待と不安があったが、ご自身で創作落語を多数作っているとのこと。この日も創作落語だった。女性らしい題材のいい噺だった。俺と同世代(プロフィールによれば師匠は俺のひとつ下)というのも勝手に親近感を覚える。真打昇進口上にめぐりあったご縁。追っかけてみようかな。
 ところで、つくし師匠は以前テレビで見た事がような気がするなぁと思っていたのだが、師匠が噺のあとに余興でやったウクレレ漫談「来世頑張れ〜」で思い出した! 師匠、別名で「エンタの神様」に出てたろ! (後日確認したら、やはり、マダムKANACO名義で「エンタの神様」や「笑点Jr」に出演しウクレレ漫談をやっていたとプロフィールにもあった)
 懐かしさでますます親近感(笑)。

 去年の春に、「ちりとてちん」をNHKオンデマンドで観て久々に落語熱が再燃し、菊之丞師匠の落語会には何度か行ったが、寄席は二十歳くらいの時に行ったきりで、今回が二度目。なので一応二度目とは言っても初めてに近く(笑)、新鮮な気持ちで楽しめた。
 あー、楽しかった。年内にもう一回くらいは寄席に行きたい。

 余談。
「ちりとてちん」がNHK BSプレミアムで久々に再放送される。月曜〜金曜の朝7:15。
 NHKオンデマンドで何度も視聴したが、BSの高画質で本放送当初のような放送ペースで観られるので、こちらも楽しみ。


古今亭菊之丞師匠に惚れた!

 先日、“鴻池の猫”兄に誘われて落語会に行ってきた。両国のちゃんこ料理屋「吉葉」で開催された「吉葉寄席」というもの。
 毎回定員50名の予約制で、落語を聴いたあとは、噺家さんを囲んでちゃんこ鍋で懇親会。
 まず最初に言ってしまうと、とても楽しく、ちゃんこ鍋も旨く、大満足だった。

 プロの噺家さんの落語を生で聴くのは、二十数年前に上野の鈴本演芸場で経験して以来の二度目。だが、超久し振りのうえ、あの当時はそれほど興味もなく無料招待で行ったので、実質的には今回が初めてに限りなく近い。

 今回の高座は、古今亭菊之丞師匠。失礼ながら正直に言う。誘われるまで知らなかった噺家さんで、慌ててググり、プロフィールやら高座の動画やらを拝見した。そしたら、これがまた歌舞伎の女形でもやっているのかとも思える、スマートな色男。落語初心者の俺が言っても信憑性がないと思うが(笑)、しかし、短い噺の動画を一席観た限りでも「めちゃくちゃ巧い!」と感じた。
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