「ALWAYS 三丁目の夕日’64」の原作本

 先週、劇場で「ALWAYS 三丁目の夕日’64」(以下「’64」)を観賞して感動したのだが、今回は原作の漫画「夕焼けの詩」からはだいぶ離れて、オリジナル度が高いそうだ。
 俺は、原作漫画はあまり読んだ事はない。約20年前に放送していたアニメ版を知っているくらい。
 とはいえ、この映画が公開されるたびに、その「映画化特別編」と銘打った原作本は買って読んでいる。
 ’64バージョンは、これ。

三丁目の夕日’64 映画化特別編 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
西岸 良平
4091842194

 映画の元となった12話が収録されている。が、確かに今回の’64では、この各話からニュアンスだけ拾ったという感じのが多いね。
 でも、もちろん原作も温かい雰囲気で良作。それに、ほんの少しでも「このエピソードが映画ではこう使われたのか」と考えるのは楽しい。
 あ、この原作から映画への引用部分はあまりにも少ないから、映画を観る前にこの原作特別編を読んでも大丈夫だと思う。むしろ最初にこっちの漫画を読んでから映画を観ると「こんな風に引用されたか!」とニヤリとできるかも。

映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」を観た

 VFXを用いて、昭和30年代の町並みと、そこで暮らす人々を優しく描き出し大ヒットしたシリーズの三作目にして完結編である「ALWAYS 三丁目の夕日’64」を、昨日観てきた。
 ネタバレしないようにさらっと全般的な感想を書いてみる。

 第1作が東京タワーの建設中。第2作が東京タワーが完成した翌年。そして今回は、東京オリンピック開催の昭和39年。
 高度成長期を迎え活気溢れる中、茶川先生の作家生命の危機と、ロクちゃんの恋を軸に物語は進行する。

 まぁ、設定的に無理やりだったり、時代的な物品の登場がわざとらしかったり、「こんな小さい町の中だけで全部繋がっているはずはねーだろ」と思うような事はかなりある。でも、それはきっと確信犯的なことなんだろうな。
 言ってしまえば「作り物」である事はあたりまえだが、「みんなの想い出・記憶の中にある昭和」を凝縮したのが夕日町三丁目なんだろうと思う。ただ懐しいだけではなく、三丁目の住人すべてが、優しさで満ちあふれている。ベタでいいのよ。うん。故に、この作品に対しては前述のような苦情はナンセンスだろう。

 今回3Dで観た。俺にとって初めての3D映画だったのだが、正直いって、3D効果を堪能できるシーンはほんの数ヶ所。これを期待してはいけない。
 だが、3Dメガネをかけている事も忘れるほど入り込んで観て、最後まで満足感は維持された。3Dで堀北真希さんと小雪さんを観ることができただけ儲け物だ(笑)。