映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」を観た

 VFXを用いて、昭和30年代の町並みと、そこで暮らす人々を優しく描き出し大ヒットしたシリーズの三作目にして完結編である「ALWAYS 三丁目の夕日’64」を、昨日観てきた。
 ネタバレしないようにさらっと全般的な感想を書いてみる。

 第1作が東京タワーの建設中。第2作が東京タワーが完成した翌年。そして今回は、東京オリンピック開催の昭和39年。
 高度成長期を迎え活気溢れる中、茶川先生の作家生命の危機と、ロクちゃんの恋を軸に物語は進行する。

 まぁ、設定的に無理やりだったり、時代的な物品の登場がわざとらしかったり、「こんな小さい町の中だけで全部繋がっているはずはねーだろ」と思うような事はかなりある。でも、それはきっと確信犯的なことなんだろうな。
 言ってしまえば「作り物」である事はあたりまえだが、「みんなの想い出・記憶の中にある昭和」を凝縮したのが夕日町三丁目なんだろうと思う。ただ懐しいだけではなく、三丁目の住人すべてが、優しさで満ちあふれている。ベタでいいのよ。うん。故に、この作品に対しては前述のような苦情はナンセンスだろう。

 今回3Dで観た。俺にとって初めての3D映画だったのだが、正直いって、3D効果を堪能できるシーンはほんの数ヶ所。これを期待してはいけない。
 だが、3Dメガネをかけている事も忘れるほど入り込んで観て、最後まで満足感は維持された。3Dで堀北真希さんと小雪さんを観ることができただけ儲け物だ(笑)。

植木等さん、お疲れさま

 植木等さん 仲間の待つ天国へ旅立ち (2007.03.28 Yahoo!ニュース)

 戦後の高度成長期を代表するコメディアンでクレージーキャッツのメンバー、植木等(うえき・ひとし)さん=本名同じ=が27日午前10時41分、呼吸不全のため都内の病院で死去した。80歳。三重県出身。本人の遺言により、近親者のみの密葬にし、来月初めにも「お別れの会」が執り行われる。肺気腫を患いながら仕事を続けてきたが、昨年、盟友の宮川泰(享年75)、青島幸男(享年74)の両氏を相次いで亡くし、憔悴(しょうすい)していたという。

 クレイジーの全盛期や、植木さんが主演した映画「無責任シリーズ」の公開当時、俺は生まれていない。
 しかし、子供の頃、ドリフターズが人気絶頂の中、俺の親父が、事あるごとに「ドリフの先輩はクレイジーなんだよ」と言って、テレビで「無責任シリーズ」が放送されると一緒に見たりして、いつしか脳裏に刷り込まれ、俺もクレイジーキャッツ、特に植木等さんを好きになっていた。
 今思うと、ちょっと下品なドリフの芸風に対してクレイジーのちょっとシュールなナンセンスは大人っぽくて、オシャレだった。もちろん、ドリフも大好きだ。

 植木さん、昨年からだいぶ体調が悪かったという報道は見聞きしていたが、自らの体調絶不調にもかかわらず、青島幸男さんの葬儀に参列し、車椅子から立上り毅然とお焼香する姿には「漢」を感じていた。

 4月に発売される、植木さん自らが監修したフィギュアを、1月に予約したばかりだが、その頃に体調悪化で再入院されたらしい。虫の知らせかなぁ……。
 亡くなったという実感がまだ全然ないのだが……。

GOLDENSTAR ゴ-ルデンスタア 日本一の無責任男 植木 等
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 嫌な事を忘れられる、植木さんのあの笑顔が、もう見られないのかと思うと、寂しい。
 これでクレイジーのメンバーも過半数が天国に行ってしまったね……。

 ご冥福をお祈りします。