9月30日に亡くなった我家の二代目次女である愛猫〈にゃあ〉の四十九日を迎えた。
生前食べていた「黒缶」を模したキャンドルを灯して、合掌。
四十九日まではまだ——この世でもあの世でもない所をさまよって——近くにいるという。
夕方、三代目次女いなりが「ミュ〜ミュ〜」と、なんとなく悲しそうに泣きながらリビングと和室を行ったり来たりしていた。にゃあ先輩と最後のお話をしていたかのように見えて、涙が出た。
あ、そうだ。にゃあ、君の形見の首輪はいなりに着けてもらっているよ。
また、この日に閻魔大王の審判を受けて行き先が決まるそうだ。
閻魔様、にゃあはとても良い子です。極楽浄土へお願いします。