2006夏、北海道旅行(1)

 夏休み家族旅行で、8月12日〜14日の2泊の北海道旅行をしてきた。
 一昨年の釧路旅行の時にもお世話になったすしバーさんが、今年もまた道中を案内してくれるというので、そのありがたい言葉に甘えさせていただいた。
 本当にありがとうございました。

 帯広〜札幌〜小樽3日間の1日目その1。


 羽田もテロ対策のチェックが強化されたと報道されていたので、早めに空港に着くように出発。
 7時に着いて、搭乗手続き。国内線はそれほど混雑してないね。
 一番空いているゲート「G-3」(笑)に並ぶ。
 ペットボトルのチェックはいつもより厳しいものの、すんなり通過。そりゃそうだ。俺は過剰尿酸以外の爆薬は持っていない。まぁ、俺としては、ある意味この爆薬は一番恐いんだけど(笑)。
 機内に搭乗したものの、いっこうに飛び立たない。滑走路待ちとかで、結局40分遅れて8:45離陸。

 とかち帯広空港へは、30分遅れの10:05に到着。
 携帯電話の電源を入れると、すしバーさんからのメールが来ていた。すしバーさんの車も渋滞で遅れていたらしい。
 それでも、到着ゲートに出ると、すでにすしバーさんが待っていてくれた。
 すぐにすしバーさんの車で帯広駅へ。

 今回の旅の大きな目的のひとつである、帯広駅の「桔梗」に到着。
 念願の豚丼と蕎麦をいただくのだ!
 お店に入ると、すぐに店主の小幡さんが出てきてくれて、挨拶を交わす。
 注文はおまかせ。

 座っていきなり「少し飲みますか?」と聞く店主。もちろん飲みますとも。
 そば焼酎(メニューには「そば正中」と書かれていたよ。何か意味があるのか聞き忘れた)そば湯割をお願いしたら、焼酎の入ったグラスと、そば湯が別々に出されて、自分で割ってと言われた。
 そば湯の入れ物をグラスに傾けると……出てこない。いや、数秒待つと出てきたよ。どろり、と。グラスに注いでも底に溜まって混ざらない。
 予想外の物(笑)が出たのでビックリした。
「なんですか、これ!」
「そば湯です」
 苦笑しながら答える店主。
20060812114240.jpg
 一口飲むと、確かにそば湯だ。っつーか、これだけでもすげーコクがある。そばそのものじゃん、って感じ。
 マドラーをもらって、混ぜる。飲む。旨い!

 そうこうするうちに、豚丼登場。憧れの桔梗豚丼。
20060812120024.jpg
 炙った豚肉が乗っている。これがあっさりしていて食べやすい。タレも他店のように甘いだけのと違い、豚肉の風味を引き立てつつ、タレ自身も存在を主張するような絶妙さ。
 肉関係の丼物というと脂っこいという印象があるのだが、この豚丼は違う。
 もちろん旨みとしての脂はたっぷり感じるが、本当にくどさがない。
 続いて、そばが運ばれる。
 まず「ひやあつ」。冷たいそばを熱いつゆにつけていただく。
20060812120023.jpg
 ひと箸とったそばの半分ほどをつゆに浸してから口に運んだ。
 口の中で、そばの歯ごたえとつゆのコクが混ざる。
 なんだこれ! こんなそば初めてだ。
 さらに石臼挽き十割そば、韃靼そばもいただく。当たり前だがそれぞれ違う香りと味。韃靼そばのニガさも癖になりそうだ。

 美味しい料理は当然だけど、途中、大きなタライ一杯に入った蕎麦の実を見せてくれたり、石臼を見せてくれたり、その珍しさに子供たちも大喜びだった。
 お昼時の忙しい中、少しの時間だったけど、大変お世話になりました。
 店主・小幡さんとは、またお会いする事を約束しつつ、桔梗を後にした。

 桔梗の近くのクランベリーという洋菓子屋さんに寄り、紫芋のソフトクリーム。
「食後なのでミニサイズでも十分」とすしバーさんがおっしゃるので、それに従う。っつーか、ミニサイズでも他店のほぼ通常サイズはあるじゃん!
 それはともかく、旨い。芋の甘味が強く、まろやかかつ濃厚。

 その後、トイレ内にジュース自販機がある休憩所とか、巨大なクマとか、まりもっこりとかを見ながら、天候がころころ変る日勝峠を抜けて、札幌へ向かった。
20060815-1.jpg
 続く。

コメント

  1. すしバー より:

    あの蕎麦湯には驚きました。
    ハシでつまめるし、味が濃くて、あれだけでも十分蕎麦の味を味わえるものでした。

  2. びといん より:

    すしバーさん江
     箸でつまめるし、焼酎のグラスに注いでもグラスの底でとぐろ巻いて固形状態で沈殿するし。
     もうそのまま蕎麦の味でしたよね。