そもそもは、iPhone/iPadをiOS 7へ、MacをMavericksへそれぞれアップデートしたあたりから、iTunesでの音楽の同期が不安定極まりなくなった事に端を発する。
今までよりかなり時間がかかるうえに、同期がうまくいかない事が多くなり、音楽は極最小限だけをiPhoneに入れておき、あとは自宅のファイルサーバからクラウドで再生しようかと、腹を括った(←大げさ)。
まず試したのは、物入の奥にしまい込んで久しい(笑)Pogoplug。デスクトップ用の同期ツールはフォルダ単位でのアップロードが出来ないとか、iOS用の専用アプリでは表示が遅いとかはあるけど、さすが簡単にクラウド構築できる。でも、再生できない音楽ファイルがある(DRMがかかっていないAACでも)。
とかなんとかやっていると、TimeMachineバックアップも調子悪くなってきた。それを調べるついでに、TimeCapsuleのAirMac Disk機能も試してみたら、あっけいないほど簡単に使えてしまったという訳。
AirMac DiskはLAN内でのアクセスだけだと思ったら、iOSアプリ GoodReaderで、LAN外からもアクセスできたので、ホントに簡単なのだが、メモとして残しておく。
当方の環境は、OS X Mavericks、二代目TimeCapsuleにUSBバスパワーで接続した2.5インチHDD500GBに、iPhone 5sからGoodReaderでアクセス。
IPアドレスはDHCPのままでできてしまったので、以後詳しく調べてはいないんだけど、もしかしたら固定IPやダイナミックDNSサービスを使わないと駄目かもしれない。この辺は詳しくないので、質問は受け付けません。
TimeCapsule内蔵ストレージ(名前はSIDE6としてある)は全てTimeMachineバックアップ用にしているので、まずは、共有用のHDD(名前はIDE6-2としてある)をつなげ、AirMacユーティリティの「ディスク」ペインで、「ファイル共有を使用」と「WAN経由でディスク共有」にチェックを入れる。セキュリティ保護は「装置パスワード」にした(してある)。本当は「アカウント」にした方がいいんだろうけど、元々TimeMachine用途のみに使っているいて、バックアップが最初からになるのも面倒なので、装置パスのままにした(実は、これ以前にバックアップファイルがおかしかったようなので、SIDE6の初期化しちゃったんだけどね(笑))。
TimeCapsuleのWAN側IPアドレスをメモしておく。IPv4アドレス欄のxxx.xxx.xxx.xxxがそれ。これを使ってアクセスするのでね。
設定したら、アップデートボタンをクリックし、TimeCapsuleを再起動。
Macからは、メニューバーの「移動」>ネットワークを選んで、(当方環境の場合は)SIDE6-2を選択、Wi-Fiに繋ぐ時のパスワードを入力すればアクセスできる。
続いてiPhone。afpアクセスできるアプリならなんでもいいとは思うが、俺は数年来愛用している超便利万能ファイル閲覧アプリGoodReaderで試した。
Web Downloads > Connect to Servers > AFP Server を選ぶと、接続条件などの入力になる。
Readable:Title 好きな分かりやすい名前
URL-address:前述した、TimeCapsuleのWAN側IPアドレスと接続したHDDの名前から、 afp://xxx.xxx.xxx.xxx/SIDE6-2 と入力。
User:なんでもよい。「セキュリティ」を「アカウント」にした場合は、登録されたアカウント名。
Password:パスワード。
以上で、いとも簡単にAirMac Diskにアクセス、ダウンロードできた。そのままクラウドからではなく、一度GoodReader内にダウンロードしないと閲覧できないのだが、それで十分。
iPadのGoodReaderからも同様にアクセスできた。
我家ではTimeCapsuleはバックアップ目的のため終日可動しっ放しなので、DHCPからのIPアドレス割当が変わることは滅多にないと思うし、ダイナミックDNSサービスを利用するには、こちらから定期的に信号を送っていなければならず(そういうツールを常駐実行させる)、つまりMacも起動させっ放しにしなきゃならんので、これ以上の事は調べていないが、なんだかうまく行ってしまったので、これでよし。
Pogoplugは、再び物入の奥へ(笑)。
(GoodReader iPad版は、iPhone版とは別アプリです)
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