iOS 7になったら連絡先変換ができずに困っていたが、暫定解決

 iPhone/iPadの「ユーザ辞書」は、一括削除ができなかったりiCloud同期で挙動不審になるなどメンテナンス性があまり良くないので、俺は、まだユーザ辞書機能がない時からの伝統的裏技である「連絡先変換」をいまだに用いている。
(説明しよう!「連絡先変換」とは、iOSの日本語変換では、「連絡先」の「姓」「名」の項目が変換候補に挙がる。ここでは、それを逆手にとり「名」蘭をユーザ辞書的に利用する技の事である。)

 ところがっ! 先月リリースされたiOS 7にアップデートしたら、連絡先変換が調子悪い。日本語かなキーボード(フリック入力)でのみ、連絡先の姓名が変換候補に現れるが、日本語ローマ字キーボードでは駄目。正当なユーザ辞書も同じ症状。
 iPhoneならまだしも、iPadではローマ字入力の方を多用している、というよりかなキーボードは滅多に使わない——あの五十音配列は気持ち悪い(笑)しフリック入力は小さくて使いにくい——ので、どうしようもない。モヤモヤしつつ約一ヶ月が過ぎた。

 アップルのサポートコミュニティにも同じ症状に見舞われている人が居て、ディスカッションがなされていたが、解決策は見つからず。
 が、今日、有益な情報が投稿されていた。

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上記の元サイトはこちら
 要は、前述のデータ登録の際に、「読み」を「ローマ字で」入れておくというもの。騙されたと思って(笑)試したら、おぉ! 変換候補に出てきたよ! 連絡先変換が復活したよ。
 紹介されていた方法は、ローマ字キーボードでのみ変換できるようなので、既存の「かなキーボード(フリック)用」に加えて「ローマ字キーボード用」も登録。都合、各単語を二つずつ登録することになる。
 その修正作業は、面倒でiPhoneではやる気にならないので、多少は楽なMacでやった(MacとiOSデバイスとで、連絡先がiCloud同期対象になっているのが前提)。

20131013_renrakusaki
 俺は、ユーザ辞書目的の項目は、下記法則で入力している。
 ・「姓」=未入力
 ・「名」=単語
 ・「姓の読み」=“.”(半角ピリオド)
 ・「名の読み」=単語の読み
 こうすると、リスト上ではユーザ辞書目的の項目が“.”で集まるので管理しやすい。
 既存の該当項目をコピー&ペーストし、片方を読みをローマ字に修正する。上記例では「しょぼん」を「syobon」にした。当たり前だが、自分の常用しているローマ字入力法則にしておかないと、思ったように変換されないので注意。

 当該情報の投稿者カシー氏は、根本的な解決にはなっていないとおっしゃっているが、暫定対処とはいえ、素晴らしい対処法。いやぁ、これを発見されたのは凄い。感謝してます。
 同様の症状に困っている方はお試しあれ。

 それにしても、早くiOS標準で素直な全角スペース入力ができるようにしてください、アップルさん。

コメント

  1. t2h より:

    試したができませんでした。そもそもアルファベットで入力したものは変換自体できない(英語入力なので)と思うのですが・・・・
    もしかして読みのアルファベットは全角で入力するのでしょうか?

  2. びといん(管理人) より:

    t2hさん江
     使えなくなってますね。
     iOS7.1にアップデートされて以降は、また従来にもどりました。7のままでも、使えないユーザもいるようです。
     iOSの日本語入力関係はどうにも不安定なようで、しょっちゅう微細な所が変わるので、当方では、その記事を書くときにはiOSバージョンも記載し、その時点の情報として一喜一憂しています。

     ちなみに、この記事の例の時には、読みは半角で入れてます。ローマ字入力で「syo」と入力した時点で、候補に「syo/syo/しょ/(´・ω・`)……」などと出ました。

  3. t2h より:

    ひゃー! やっぱし使えなくなってるんですねぇ。
    しょぼーんです。。。。

  4. びといん(管理人) より:

    t2hさん江
     でも、現在のiOS 7.1では、何も細工せずに、連絡先の氏名が変換候補に表示されますよ。

  5. t2h より:

    たしかにー! 全部アルファベットにしてしまった! また修正だ!ありがとうございます!