仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼

 日曜日だけど、やっと1本残ってたDVDを借りてきた。

劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼
特撮(映像) 石ノ森章太郎 坂本太郎
B000BM6HKY

 そもそも和風がモチーフであり、劇中ではライダーたちは一度も「ライダー」と呼ばれず「鬼」と呼ばれていたくらいだから、戦国時代を舞台にしたこの劇場版も、細かい部分はともかく、単純には十二分に楽しめた。

 戦国時代のとある村。
 かつて「鬼」たちの活躍によって表向きは魔化魍は静まっているが、毎年1回、少女を生贄に捧げる事で、村人達はからがら生き延びていた。
 そんな状況から脱しようと、再び鬼たちが立ち上がるが、最初は村人達は不信感をいだく。現代(テレビシリーズの時代設定)のように、鬼をサポートする組織も存在しないばかりか、鬼は人間を捨てた存在として村人から疎まれていた。


 明日夢と、村長の娘が、魔化魍退治のために鬼達を集める。

 最初に出会うのは、歌舞鬼。我らが江戸出身の鬼が、響鬼を差し置いて最初か。ちょっと嬉しい。でも、演じる松尾敏伸さんの啖呵を聞くと、どうしても、ビーバップハイスクールがかぶってくる(笑)。
 あと、この歌舞鬼、最初にでてきただけあって、重要なキャラなんだよね。個人的には残念な展開だけど、いやはや、テレビ版以上に掟破りなストーリーだわ。

 戦国時代の威吹鬼は、生活に退屈しているお殿様。テレビ版よりも逞しいくハキハキしてる。表情が違って、まるで別人だね。

 村人がいだく脅威として「オロチ」ってのが登場するけど、これ、テレビ版での「オロチ」に通じるのかな。解釈が曖昧だけど。

 で、ラストシーンでは、現代の響鬼がオロチ(テレビ版のそれではなく、上記の魔化魍の一体としてのオロチ)を倒すが、これ、もうちょっと詰めれば、テレビ版の「オロチを沈めるシーン」に繋げることができたのになぁ、ともったいない気がした。

 戦国時代では鍛冶屋の響鬼に、明日夢の兄が弟子入りしているが、この兄の名前はベタで苦笑しちゃったけど、期待通りの使われ方で、よかった。

 結論。面白かったっす。

コメント

  1. すしバー より:

    なるほど。オロチは、映画版で単語だけは出てきていたというわけですか。

  2. someday より:

    関西の鬼はニシキでしたかね。
    確か元グレチキの北原雅樹さん…まぁ、よしとしませうw
    でも山本太郎でもよかったののにw

  3. びといん より:

    すしバーさん江
     映画版の「オロチ」は、巨大魔化魍の名前でしたけどね。でも、間違いなく「戦国時代に、鬼達がオロチを静めて、人間との協力関係を築いた」という伝説には合致しました。

    somedayさん江
     あ、そうだ!どこかで見たことある顔だと思ったら、元グレチキだ!
     スッキリしました。ありがとう。